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著者 | 東畑開人 |
発行 | 医学書院 |
発売日 | 2019/02/18 |
「ただ居るだけ」vs.「それでいいのか」
京大出の心理学ハカセは悪戦苦闘の職探しの末、ようやく沖縄の精神科デイケア施設に職を得た。「セラピーをするんだ!」と勇躍飛び込んだそこは、あらゆる価値が反転するふしぎの国だった――。ケアとセラピーの価値について究極まで考え抜かれた本書は、同時に、人生の一時期を共に生きたメンバーさんやスタッフたちとの熱き友情物語でもあります。一言でいえば、涙あり笑いあり出血(!)ありの、大感動スペクタクル学術書!
- プロローグ それでいいのか?
- 第1章 ケアとセラピー ウサギ穴に落っこちる
- 第2章 「いる」と「する」 とりあえず座っといてくれ
- 第3章 心と体 「こらだ」に触る
- 第4章 専門家と素人 博士の異常な送迎
- 幕間口上 時間についての覚書
- 第5章 円と線 暇と退屈未満のデイケア
- 第6章 シロクマとクジラ 恋に弱い男
- 第7章 治療者と患者 金曜日は内輪ネタで笑う
- 第8章 人と構造 二人の辞め方
- 幕間口上、ふたたび ケアとセラピーについての覚書
- 最終章 アジールとアサイラム 居るのはつらいよ
- 文献一覧
- あとがき
この記事では『居るのはつらいよ―ケアとセラピーについての覚書』の参考文献・関連書籍についてご紹介します。
参考文献一覧 Part.1
浅野弘毅(2015)『精神科デイケア学-治療の構造とケアの方法-』エム・シ・ミューズ
有薗真代(2017)『ハンセン病療養所を生きる―隔離壁を砦に』世界思想社
D・W・ウィニコット(1977)『情緒発達の精神分析理論―自我の芽ばえと母なるもの』岩崎学術出版社
D・W・ウィニコット(2015)『改訳 遊ぶことと現実』岩崎学術出版社
上野千鶴子(2011)『ケアの社会学―当事者主権の福祉社会へ』太田出版
加藤寛, 最相葉月(2011)『心のケア――阪神・淡路大震災から東北へ』講談社
河合隼雄(1998)『こころの処方箋』新潮社
河合隼雄(2009)『ユング心理学入門: 〈心理療法〉コレクション I』岩波書店
北山修(2017)『定版 見るなの禁止―日本語臨床の深層』岩崎学術出版社
北山修(2009)『覆いをとること・つくること―〈わたし〉の治療報告と「その後」』岩崎学術出版社
エヴァ・フェダー キテイ(2010)『愛の労働あるいは依存とケアの正義論』白澤社
参考文献一覧 Part.2
A・グッゲンビュール=クレイグ(2019)『心理療法の光と影: 援助専門家の《力》』創元社
窪田彰(2004)『精神科デイケアの始め方・進め方』金剛出版
月刊『創』編集部編(2018)『開けられたパンドラの箱』創出版
國分功一郎(2021)『暇と退屈の倫理学』新潮社
國分功一郎(2017)『中動態の世界 意志と責任の考古学』医学書院
E・ゴッフマン(1984)『アサイラム―施設被収容者の日常世界』誠信書房
小林エリコ(2017)『この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。』イースト・プレス
今野晴貴(2012)『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』文藝春秋
アンドリュー・サミュエルズ(1990)『ユングとポスト・ユンギアン』創元社
スラヴォイ・ジジェク(2015)『事件! :哲学とは何か』河出書房新社
柏木昭, 越智浩二郎, 熊田正義ほか(1997)『改訂 精神科デイ・ケア』岩崎学術出版社
著:柏木 昭, 著:越智 浩二郎, 著:熊田 正義, 著:栗原 毅, 著:桑名 行雄, 著:丹野 きみ子, 著:松永 宏子, 編集:精研デア・ケア研究会
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