新刊紹介

新刊紹介_20240602

 
新刊紹介

寺原真希子, 三浦徹也『選択的夫婦別姓―これからの結婚のために考える,名前の問題』岩波書店

概要

夫婦で姓を同じにすることが、当たり前だと思っていませんか?
女性が名前を変えるのが当たり前だという気持ちがありませんか?
実は、夫婦で姓の統一を強制されるのは、世界中で日本だけなのです。
なぜ日本では、こうした古い制度が残っているのでしょうか?
今後の結婚における「名前」の問題、一緒に考えませんか?

目次
  • はじめに……………寺原真希子
  • 第一章 なぜ選択的夫婦別姓制度が求められているのか……………三浦徹也
  • 第二章 選択的夫婦別姓訴訟……………寺原真希子
  • おわりに

宮内泰介『社会学をはじめる―複雑さを生きる技法』筑摩書房

概要

調査は聞くこと、分析は考えること、理論は表現すること。この社会のことをみんなで考えてなんとかしたい人のための、三つの基礎が身につく入門書。

目次

coming soon…

戸谷洋志『悪いことはなぜ楽しいのか』筑摩書房

概要

意地悪、ルールを破るなど、いけないことには絶妙に心躍る瞬間がある。なぜそういった気持ちになってしまうのか。私たちのダメな部分から「悪と善」を考える。

目次

coming soon…

牧田俊樹『「障害とは何か」という問いを問い直す―「事実」から「有用性」に基づいた障害定義の戦略的・実践的使用へ』生活書院

概要

「本質」や「真理」からではなく「有用性」によって「障害」を問うということ

さまざまな理論や信念から導きだされた「障害とは何か」(障害という語は何を意味するのか)という問いに対する複数の解(複数の障害定義)を「どのように使用すべきか」について、多様な状況を想定しつつ、「真偽」からではなく「有用性」から検討し、障害定義の実践的使用の途を探る。

目次
  • 序章 問題意識と目的、および方法、ならびに意義
  • 第Ⅰ部 理論編
    第1章 障害定義をめぐる対立
    第2章 障害定義の戦略的・実践的使用
  • 第Ⅱ部 実践編
    第3章 障害者の痛みをどう語り、障害をどう定義づけるべきか
    第4章 知的障害をどう語り、どう定義づけるべきか
    第5章 障害定義を使い分け、障害者運動を乗り換え・移行する
  • 終章
  • 付記/謝辞/文献

山本昭宏『変質する平和主義―<戦争の文化>の思想と歴史を読み解く』朝日新聞出版

概要

戦後の「反戦主義」はなぜ有名無実化したのか? その理由の一つに、戦争体験や生活感情に基づいた市民感覚の喪失が挙げられる。日本人の平和思想の変遷を、歴史・文化・メディアの観点から論じ、戦争への想像力を取り戻す手がかりも示す。

目次

coming soon…

辻山良雄『しぶとい十人の本屋』朝日出版社

概要

「その人オリジナルの仕事をつくり上げている人たちですから、話には自然と思想や哲学のようなものが含まれます。だからわたしはこの本で、彼らの声を一本の糸のように縒り合わせるだけでよかった」

荻窪に新刊書店「Title」を開いて8年。ふと自分の仕事がわからなくなり、全国にいる仲間のもとを訪ねると、消費されず、健やかに生きるヒントが見えてきた――。
読み終えるころにはきっと元気がでる、少し偏屈、でも愛すべき本屋を訪ねる旅。

「いまは、都会も田舎もそうなんだけど、コミュニケーションを欲している人たちに溢れている。本屋はそういう人たちの受け皿になれるんじゃないかなという思いでやっています」……高久書店 高木久直さん

「合理的であるほどスマートでカッコいいというイメージをみんなが持っている。しかしそれによって自分が職を失ったり、仕事からやりがいがなくなるということについてはみな無自覚ですよね」……誠光社 堀部篤史さん

「俺は“東京に色目を使う新潟”というのがよくわからなくて、あるときから東京の反対を向いたんです」……北書店 佐藤雄一さん

目次
  • はじめに
  • 1 気がつけば、自分の仕事がわからなくなっていた
  • 2 もう生活そのものがどっぷりと本屋/走る本屋さん 高久書店・高木久直さん
  • 3 自分の椅子を見つけた人/市場の古本屋ウララ・宇田智子さん
  • 4 ほっとけないみのるさん/長谷川書店・長谷川 稔さん
  • コラム・旅の合間に1
  • 5 「あまのじゃく」の真意/誠光社・堀部篤史さん
  • 6 ふたりの、独立という旗/ON READING・黒田義隆さん、杏子さん
  • 7 本の未来が長野にあった?/ブック・コーディネーター・内沼晋太郎さん
  • コラム・旅の合間に2
  • 8 「鈍」で「素人」な四十三年/定有堂書店・奈良敏行さん
  • コラム・旅の合間に3
  • 9 生きるかなしみ―そしてよろこび/北書店・佐藤雄一さん
  • おわりに