ミュージシャンと歴史学者。
偶然、同年同日に生まれた2人が邂逅し、
対話を始めた――
新聞、映画、往復書簡、フィールドワーク…
この半世紀の問題を丹念に学び、
100年先に向け探った、自分たちの時代の「抗い方」。
――終章より――
生産や消費の多寡ではなく、分解が大事なのだというような発想で、未来について考えたい。伸び代はきっといくらでもあるし、何かを損なうことなく、僕らは豊かになれると思う。根拠はない。けれども、そう真剣に信じている。みんなでやり直そう。――後藤正文
本書のタイトルは、青い星「を」どうしようか、という問いではない。青い星「で」どうしようか、という問いである。青い星は、誰のものでもなく、誰のものでもある。だからこそ、同じ惑星をシェアするには、率直な言葉の交換が必要である。本書がそのひとつとして、未来の青い星の共同使用に貢献できれば幸いである。――藤原辰史
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