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| 著者 | ミシェル・ド・セルトー |
| 訳者 | 山田登世子 |
| 発行 | 筑摩書房 |
| 発売日 | 2021/03/10 |
読むこと、歩行、言い回し、職場での隠れ作業…。それらは押しつけられた秩序を相手取って狡智をめぐらし、従いながらも「なんとかやっていく」無名の者の技芸である。好機を捉え、ブリコラージュする、弱者の戦術なのだ―。科学的・合理的な近代の知の領域から追放され、見落とされた日常的実践とはどんなものか。フーコー、ブルデューをはじめ人文社会諸科学を横断しつつ、狂人、潜在意識、迷信といった「他なるもの」として一瞬姿を現すその痕跡を、科学的に解釈するのとは別のやり方で示そうとする。近代以降の知のあり方を見直す、それ自体実践的なテクスト。
- 概説
- １ ごく普通の文化
- ２ 技芸の理論
- ３ 空間の実践
- ４ 言語の使用
- ５ 信じかた
- 決定不能なもの
この記事では『日常的実践のポイエティーク』の参考文献・関連書籍についてご紹介します。
概説
ミシェル・ド・セルトー（1998）『パロールの奪取: 新しい文化のために』法政大学出版局
ミシェル・ド・セルトー（2008）『ルーダンの憑依』みすず書房
ミシェル・ド・セルトー（1990）『文化の政治学』岩波書店
エミール・バンヴェニスト（2022）『一般言語学の諸問題【新装版】』みすず書房
著:エミール・バンヴェニスト, 監修:岸本通夫, 翻訳:河村正夫, 翻訳:木下光一, 翻訳:高塚洋太郎, 翻訳:花輪光, 翻訳:矢島猷三
ポチップミシェル・フーコー（2020）『監獄の誕生<新装版> : 監視と処罰』新潮社
E・ゴッフマン（1974）『行為と演技―日常生活における自己呈示』誠信書房
E・ゴッフマン（2012）『儀礼としての相互行為―対面行動の社会学』法政大学出版局
M・モース（1976）『社会学と人類学〈2〉』弘文堂
J・ボワセベン（1986）『友達の友達: ネットワーク,操作者,コアリッション』未来社
ジョシュア・A・フィシュマン（1974）『言語社会学入門』大修館書店
G・H・von・ウリクト（2000）『規範と行動の論理学』東海大学出版会
ジョージ・ヘンリック・フォン・ライト（1984）『説明と理解』産業図書
アーサー・C・ダント（1989）『物語としての歴史―歴史の分析哲学』国文社
アリストテレス（1992）『弁論術』岩波書店
金谷治訳注（2000）『新訂 孫子』岩波書店
ルネ・R・カーワン（1979）『策略の書―アラブ人の知恵の泉』読売新聞社
ジャン・ボードリヤール（2008）『物の体系: 記号の消費』法政大学出版局
ジャン・ボードリヤール（2015）『消費社会の神話と構造 新装版』紀伊國屋書店
ジャン・ボードリヤール（1982）『記号の経済学批判』法政大学出版局
ギー・ドゥボール（2003）『スペクタクルの社会』筑摩書房
ロラン・バルト（1977）『テクストの快楽』みすず書房
ヴィトルド・ゴンブロヴィッチ（1990）『コスモス』恒文社
第1章 ある共通の場／日常言語
ローベルト・ムージル（1992）『特性のない男〈第1〉』新潮社
フロイト（1969）『フロイト著作集 3 文化・芸術論』人文書院
ウィトゲンシュタイン（1988）『ウィトゲンシュタイン全集 8 哲学探究』大修館書店
スティーヴン・トゥールミン（2001）『ウィトゲンシュタインのウィーン』平凡社
著:スティーヴン トゥールミン, 著:ジャニク,アラン・S., 著:Toulmin,Stephen E., 著:Janik,Allan S., 著:龍雄, 藤村
ポチップ
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