参考文献紹介

『くらしのアナキズム』の参考文献

 
参考文献紹介
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著者松村圭一郎
発行ミシマ社
発売日2021/09/24

国家は何のためにあるのか?
ほんとうに必要なのか?

「国家なき社会」は絶望ではない。
希望と可能性を孕んでいる。
よりよく生きるきっかけとなる、〈問い〉と〈技法〉を人類学の視点からさぐる。

本書でとりあげる「人類学者によるアナキズム論」とは…
・国家がなくても無秩序にならない方法をとる
・常識だと思い込んでいることを、本当にそうなのか? と問い直す
・身の回りの問題を自分たちで解決するには何が必要かを考える

アナキズム=無政府主義という捉え方を覆す、画期的論考!

この本で考える「アナキズム」は達成すべき目標ではない。むしろ、この無力で無能な国家のもとで、どのように自分たちの手で生活を立てなおし、下から「公共」をつくりなおしていくか。「くらし」と「アナキズム」を結びつけることは、その知恵を手にするための出発点だ。(「はじめに」より)

  • はじめに 国家と出会う
  • 第一章 人類学とアナキズム
  • 第二章 生活者のアナキズム
  • 第三章 「国家なき社会」の政治リーダー
  • 第四章 市場(いちば)のアナキズム
  • 第五章 アナキストの民主主義論
  • 第六章 自立と共生のメソッド――暮らしに政治と経済をとりもどす
  • おわりに

この記事では『くらしのアナキズム』の参考文献・関連書籍についてご紹介します。

参考文献一覧 Part.1

網野善彦(1996)『無縁・公界・楽 増補』平凡社
猪瀬浩平(2015)『むらと原発』農山漁村文化協会
著:猪瀬 浩平
イヴァン・イリイチ(2015)『コンヴィヴィアリティのための道具』筑摩書房
著:イヴァン イリイチ, 原名:Illich,Ivan, 翻訳:京二, 渡辺, 翻訳:梨佐, 渡辺
マックス・ヴェーバー(1980)『職業としての政治』岩波書店
著:マックス ヴェーバー, 翻訳:脇 圭平
田中二郎, 掛谷誠編(1991)『ヒトの自然誌』平凡社
編集:二郎, 田中, 編集:誠, 掛谷
カルロス・カスタネダ(1974)『呪術師と私―ドン・ファンの教え』二見書房
著:カルロス・カスタネダ, 原名:Carlos Castaneda, 翻訳:真崎 義博
きだみのる(1967)『にっぽん部落』岩波書店
ピエール・クラストル(1987)『国家に抗する社会―政治人類学研究』水声社
著:ピエール クラストル, 翻訳:公三, 渡辺
デヴィッド・グレーバー(2006)『アナーキスト人類学のための断章』以文社
著:デヴィッド グレーバー, 翻訳:高祖 岩三郎
デヴィッド・グレーバー(2016)『負債論 貨幣と暴力の5000年』以文社
著:デヴィッド・グレーバー, 翻訳:酒井 隆史, 翻訳:高祖 岩三郎, 翻訳:佐々木 夏子
デヴィッド・グレーバー(2020)『民主主義の非西洋起源について:「あいだ」の空間の民主主義』以文社
佐川徹(2011)『暴力と歓待の民族誌―東アフリカ牧畜社会の戦争と平和』昭和堂
マーシャル・サーリンズ(2012)『石器時代の経済学 〈新装版〉』法政大学出版局
デボラ・ジニス(2019)『ジカ熱: ブラジル北東部の女性と医師の物語』水声社

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