参考文献紹介

『天然知能』の参考文献

 
参考文献紹介
Information
著者郡司ペギオ幸夫
発行講談社
発売日2019/01/12

「考えるな、感じろ」とブルース・リーは言った。
山の向こうにも同じように風景が広がることや、
太平洋でイワシが泳いでいることを信じられる。
今までのこだわりが、突然どうでもよくなる。
計算を間違い、マニュアルを守れず、ふと何かが降りてくる。
それらはすべて知性の賜物である。
生きものの知性である。
今こそ天然知能を解放しよう。
人工知能と対立するのではなく、
意識の向こう側で、想像もつかない「外部」と邂逅するために。

わたしがわたしとして存在するための哲学。

  • 1 マネコガネ―知覚できないが存在するもの
  • 2 サワロサボテン―無意識という外部
  • 3 イワシ―UFOはなぜ宇宙人の乗り物なのか
  • 4 カブトムシ―努力する神経細胞
  • 5 オオウツボカズラ―いいかげんな進化
  • 6 ヤマトシジミ―新しい実在論の向こう側
  • 7 ライオン―決定論・局所性・自由意志
  • 8 ふったち猫―ダサカッコワルイ天然知能

この記事では『天然知能』pp.241-249に記載の参考文献(邦語)についてご紹介します。

1 マネコガネ―知覚できないが存在するもの

松尾豊(2015)『人工知能は人間を超えるか』KADOKAWA
ジェイムズ・バラット(2015)『人工知能 人類最悪にして最後の発明』ダイヤモンド社
著:ジェイムズ・バラット, 翻訳:水谷 淳
中村恭子, 郡司ペギオ幸夫(2018)『TANKURI: 創造性を撃つ』水声社
著:中村恭子, 著:郡司ペギオ幸夫
マーヴィン・ミンスキー(1990)『心の社会』産業図書
著:Marvin Minsky, 著:マーヴィン・ミンスキー, 翻訳:安西 祐一郎
クロード・レヴィ・ストロース(1976)『野生の思考』みすず書房
著:クロード・レヴィ=ストロース, 翻訳:大橋 保夫
金子みすゞ(1995)「すずめのかあさん」『明るいほうへ―金子みすゞ童謡集』Jula出版局
芥川竜之介(1916)『手巾』Kindle版
著:芥川 竜之介
郡司ペギオ幸夫(2018)『生命、微動だにせず ―人工知能を凌駕する生命―』青土社

2 サワロサボテン―無意識という外部

クリストフ・コッホ(2014)『意識をめぐる冒険』岩波書店
著:クリストフ・コッホ, 翻訳:土谷 尚嗣, 翻訳:小畑 史哉
ジュリオ・トノーニ, マルチェッロ・マッスィミーニ(2015)『意識はいつ生まれるのか 脳の謎に挑む統合情報理論』亜紀書房
著:ジュリオ・トノーニ, 著:マルチェッロ・マッスィミーニ, 翻訳:花本知子
前野隆司(2010)『脳はなぜ「心」を作ったのか「私」の謎を解く受動意識仮説』筑摩書房
デイヴィッド・J・チャーマーズ(2001)『意識する心: 脳と精神の根本理論を求めて』白揚社
著:デイヴィッド・J. チャーマーズ, 原名:Chalmers,David J., 翻訳:一, 林
ジョエル・コーエン, イーサン・コーエン(2007)『ノーカントリー』
出演:トミー・リー・ジョーンズ, 出演:ハビエル・バルデム, 出演:ジョシュ・ブローリン, 出演:ウディ・ハレルソン, 出演:ケリー・マクドナルド, 監督:ジョエル・コーエン, プロデュース:イーサン・コーエン, プロデュース:スコット・ルーディン, プロデュース:ロバート・グラフ, Writer:ジョエル・コーエン, Writer:イーサン・コーエン
クエンティン・タランティーノ(1994)『パルプ・フィクション』
出演:ティム・ロス, 出演:サミュエル・L・ジャクソン, 出演:ユマ・サーマン, 出演:ルース・ウィリス, 出演:ヴィング・レイムス, 出演:エリック・ストルツ, 出演:ジョン・トラヴォルタ, 監督:クエンティン・タランティーノ, プロデュース:ローレンス・ベンダー
郡司ペギオ幸夫(2004)『原生計算と存在論的観測: 生命と時間、そして原生』東京大学出版会
郡司ペギオ幸夫(2006)『生命理論』哲学書房
著:郡司 ペギオ幸夫

3 イワシ―UFOはなぜ宇宙人の乗り物なのか

郡司ペギオ幸夫(1997)『内部観測 (複雑系の科学と現代思想)』青土社
内海健(2015)『自閉症スペクトラムの精神病理: 星をつぐ人たちのために』医学書院
ジャン・クロード・シュミット(1998)『中世の迷信』白水社
著:ジャン=クロード シュミット, 原名:Schmitt,Jean‐Claude, 翻訳:剛, 松村
ジョン・R・サール(2006)『マインド: 心の哲学』朝日出版社
著:ジョン・R. サール, 原名:Searle,John R., 翻訳:貴光, 山本, 翻訳:浩満, 吉川