参考文献紹介

『批評の教室―チョウのように読み、ハチのように書く』の参考文献

 
参考文献紹介
Information
著者北村紗衣
発行筑摩書房
発売日2021/09/07

「精読する、分析する、書く」の3ステップを徹底攻略! チョウのように軽いフットワークで理解し、ハチのように鋭い視点で読み解く方法を身につけましょう。

批評はなによりも、作品を楽しむためにあります。本書では、批評を「精読する」「分析する」「書く」の3つのステップに分けて、そのやり方を解説していきます。チョウのように軽いフットワークで作品を理解し、ハチのように鋭い視点で読み解く方法を身につけましょう。必要なのは、センスではなく調査力と注意深さ。そしていくつかのコツを飲み込めば、誰でも楽しく批評ができます。作品をより深く理解し、たくさんの人とシェアするための、批評の教室へようこそ。

  • プロローグ 批評って何をするの?
  • 第一章 精読する
    1 精読とは?
    2 精読のためにすべきこと
    3 精読のためにすべきではないこと
  • 第二章 分析する
    1 批評理論とは?
    2 タイムラインに起こしてみる
    3 とりあえず図に描いてみる
    4 価値づけする
  • 第三章 書く
    1 書き始める
    2 切り口を提示し、分析する
    3 書くためのテクニック
  • 第四章 コミュニティをつくる――実践編
    1 『あの夜、マイアミで』
    2 『華麗なるギャツビー』
  • エピローグ
  • もっと学びたい人のための読書案内
  • 参考文献

この記事では『批評の教室―チョウのように読み、ハチのように書く』のpp.226-237に記載の文献(邦語)についてご紹介します。

批評理論についての解説書・教育書

岩本憲児, 波多野哲朗編(1982)『映画理論集成 古典理論から記号学の成立へ』フィルムアート社
編集:岩本 憲児, 編集:波多野 哲朗
岩本憲児, 斉藤綾子, 武田潔編(1998)『「新」映画理論集成〈1〉歴史・人種・ジェンダー (歴史/人種/ジェンダー) 』
大橋洋一(2006)『現代批評理論のすべて』新書館
蓼沼正美, 亀井秀雄(2015)『超入門!現代文学理論講座』筑摩書房
小林真大(2021)『「感想文」から「文学批評」へ: 高校・大学から始める批評入門』小鳥遊書房
佐藤亜紀(2012)『小説のストラテジー』筑摩書房
佐藤亜紀(2014)『小説のタクティクス』筑摩書房
ピーター・バリー(2014)『文学理論講義:新しいスタンダード』ミネルヴァ書房
著:ピーター バリー, 原名:Barry,Peter, 翻訳:和久, 高橋
廣野由美子(2005)『批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義』 中央公論新社
廣野由美子(2021)『小説読解入門-『ミドルマーチ』教養講義』中央公論新社
トーマス・C・フォスター(2019)『大学教授のように小説を読む方法[増補新版]』白水社
町山智浩(2002)『映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで』洋泉社
三原芳秋, 渡邊英理, 鵜戸聡編(2020)『クリティカル・ワード 文学理論』フィルムアート社
編集:三原芳秋, 編集:渡邊英理, 編集:鵜戸聡
マイケル・ライアン, メリッサ・レノス(2014)『Film Analysis 映画分析入門』フィルムアート社
著:マイケル・ライアン, 著:メリッサ・レノス, 翻訳:田畑暁生
フランク・レントリッキア, トマス・マクローリン(1994)『現代批評理論―22の基本概念』平凡社
翻訳:洋一, 大橋, Unknown:フランク・レントリッキア, Unknown:トマス・マクローリン

批評に関する研究書・エッセイ

アリストテレス(2019)『詩学』光文社
著:アリストテレス, 翻訳:三浦 洋
ケンダル・ウォルトン(2016)『フィクションとは何か―ごっこ遊びと芸術―』名古屋大学出版会
ヴァージニア・ウルフ(2019)『女性にとっての職業――エッセイ集 【新装版】』みすず書房
著:ヴァージニア・ウルフ, 監修:出淵 敬子, 監修:川本 静子, 翻訳:出淵 敬子, 翻訳:川本 静子
ヴァージニア・ウルフ(2015)『自分ひとりの部屋』平凡社
著:ヴァージニア・ウルフ, 翻訳:片山 亜紀
ノエル・キャロル(2017)『批評について: 芸術批評の哲学』勁草書房
著:キャロル,ノエル, 原名:Carroll,No¨el, 翻訳:功次, 森
清塚邦彦(2017)『フィクションの哲学 〔改訂版〕』勁草書房
サンドラ・ギルバート, スーザン・グーバー(1986)『屋根裏の狂女―ブロンテと共に』朝日出版社
著:ギルバート,サンドラ, 著:グーバー,スーザン, 翻訳:晴子, 山田, 翻訳:美和子, 薗田
エドワード・W・サイード(1993)『オリエンタリズム 上』平凡社
著:エドワード・W. サイード, 原名:Said,Edward W., 翻訳:紀子, 今沢
エドワード・W・サイード(1998)『文化と帝国主義1』みすず書房
著:エドワード・W. サイード, 原名:Said,Edward W., 翻訳:洋一, 大橋
ジョン・サザーランド(1998)『ヒースクリフは殺人犯か?―19世紀小説の34の謎』みすず書房
著:ジョン サザーランド, 原名:Sutherland,John, 翻訳:喬一, 川口
イヴ・K・セジウィック(2001)『男同士の絆―イギリス文学とホモソーシャルな欲望』名古屋大学出版会
富山太佳夫(2003)『文化と精読―新しい文学入門―』名古屋大学出版会
永田知之(2019)『理論と批評―古典中国の文学思潮』臨川書店
ロラン・バルト(1979)『物語の構造分析』みすず書房
著:ロラン・バルト, 翻訳:花輪 光
ロラン・バルト(2017)『テクストの楽しみ』みすず書房
著:ロラン・バルト, 翻訳:鈴村 和成
スタンリー・フィッシュ(1992)『このクラスにテクストはありますか』みすず書房
著:スタンリー フィッシュ, 原名:Fish,Stanley, 翻訳:昌夫, 小林
ウェイン・C・ブース(1991)『フィクションの修辞学』書肆風の薔薇
著:ウェイン・C.ブース, 原名:Wayne C. Booth, 翻訳:米本 弘一, 翻訳:渡辺 克昭, 翻訳:服部 典之
ボーヴォワール(2001)『決定版 第二の性〈1〉事実と神話』新潮社
著:シモーヌ・ド・ボーヴォワール, 翻訳:『第二の性』を原文で読み直す会
ケイト・ミレット(1985)『性の政治学』ドメス出版
著:シルヴィアンヌ・アガサンスキー, 翻訳:丸岡 高弘