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著者 | 佐々木健一 |
発行 | 中央公論新社 |
発売日 | 2019/07/22 |
二〇世紀の前衛美術は「美しさ」を否定し、藝術を大きく揺さぶった。さらに二〇世紀後半以降、科学技術の発展に伴い、複製がオリジナル以上に影響力を持ち、美術館以外で作品に接することが当たり前になった。本書は、このような変化にさらされる藝術を、私たちが抱く素朴な疑問を手がかりに解きほぐし、美の本質をくみとる「美学入門」である。増補にあたり、第九章「美学の現在」と第一〇章「美の哲学」を書き下ろす。
- 第1章 美学とは何だったのか
- 第2章 センスの話
- 第3章 カタカナのなかの美学
- 第4章 コピーの藝術
- 第5章 生のなかの藝術
- 第6章 藝術の身体性
- 第7章 しなやかな応答
- 第8章 あなたは現代派?それとも伝統派?
- 第9章 美学の現在
- 第10章 美の哲学
この記事では『美学への招待 増補版』pp.300-316に記載の参考文献・関連書籍(邦語)についてご紹介します。
第1章 美学とは何だったのか
竹内敏雄編(1974)『美学事典』弘文堂
パスカル(2018)『パンセ』中央公論新社
カスティリオーネ(1987)『宮廷人』東海大学出版会
著:カスティリオーネ, Unknown:純一, 清水, Unknown:恵, 天野, Unknown:具忠, 岩倉
アレクサンダー・ゴットリープ・バウムガルテン(2016)『美学』講談社
フリートリッヒ・シラー(1977)『美学芸術論集』冨山房
イマヌエル・カント(2015)『判断力批判』作品社
E・ジルソン(1985)『絵画と現実』岩波書店
大西克礼(1959)『美学〈上巻〉基礎論』弘文堂
第2章 センスの話
佐伯梅友(1958)『日本古典文学大系〈第8〉古今和歌集』岩波書店
アリストテレース, F・Q・ホラーティウス(1997)『アリストテレース詩学/ホラーティウス詩論』岩波書店
著:アリストテレース, 著:ホラーティウス, 翻訳:松本 仁助, 翻訳:岡 道男
デカルト(1997)『方法序説』岩波書店
第3章 カタカナのなかの美学
増淵宗一(1982)『人形と情念』勁草書房
ジョルジョ・ヴァザーリ(2009)『続ルネサンス画人伝』白水社
著:ジョルジョ ヴァザーリ, 原名:Vasari,Giorgio, 翻訳:祐弘, 平川, 翻訳:年司, 小谷, 翻訳:茅戸, 仙北谷
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