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著者 | デヴィッド・グレーバー |
訳者 | 酒井隆史, 芳賀達彦, 森田和樹 |
発行 | 岩波書店 |
発売日 | 2020/07/29 |
やりがいを感じないまま働く。ムダで無意味な仕事が増えていく。人の役に立つ仕事だけど給料が低い――それはすべてブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事)のせいだった! 職場にひそむ精神的暴力や封建制・労働信仰を分析し、ブルシット・ジョブ蔓延のメカニズムを解明。仕事の「価値」を再考し、週一五時間労働の道筋をつける。『負債論』の著者による解放の書。
- 序章 ブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事)現象について
- 第一章 ブルシット・ジョブとはなにか?
- 第二章 どんな種類のブルシット・ジョブがあるのか?
- 第三章 なぜ、ブルシット・ジョブをしている人間は、きまって自分が不幸だと述べるのか?(精神的暴力について、第一部)
- 第四章 ブルシット・ジョブに就いているとはどのようなことか?(精神的暴力について、第二部)
- 第五章 なぜブルシット・ジョブが増殖しているのか?
- 第六章 なぜ、ひとつの社会としてのわたしたちは、無意味な雇用の増大に反対しないのか?
- 第七章 ブルシット・ジョブの政治的影響とはどのようなものか、そしてこの状況に対してなにをなしうるのか?
この記事では『ブルシット・ジョブ―クソどうでもいい仕事の理論』の参考文献・関連書籍についてご紹介します。
参考文献一覧 Part.1
ペリ・アンダーソン(1984)『古代から封建へ』刀水書房
ハンナ・アレント(1994)『人間の条件』 筑摩書房
ボブ・ブラック(2015)『労働廃絶論―ボブ・ブラック小論集』『アナキズム叢書』刊行会
H・ブレイヴァマン(1978)『労働と独占資本: 20世紀における労働の衰退』岩波書店
ルトガー・ブレグマン(2017)『隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働』文藝春秋
トマス・カーライル(2015)『カーライル選集3 過去と現在』日本教文社
バーバラ・エーレンライク(1995)『「中流」という階級』晶文社
E・E・エヴァンズ=プリチャード(2023)『ヌアー族: ナイル系一民族の生業形態と政治制度の調査記録』平凡社
著:E.E.エヴァンズ・プリチャード, 翻訳:向井 元子
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マーティン・フォード(2018)『ロボットの脅威: 人の仕事がなくなる日』日経BPマーケティング
ミシェル・フーコー(2001)『ミシェル・フーコー思考集成〈9〉自己・統治性・快楽』筑摩書房
著:ミシェル フーコー, 編集:小林 康夫, 編集:松浦 寿輝, 編集:石田 英敬, 編集:西永 良成, 読み手:蓮實 重彦, 読み手:渡辺 守章
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参考文献一覧 Part.2
ミシェル・フーコー(1990)『最後のフーコー』三交社
著:ミシェル フーコー, 編集:J. バーナウアー, 編集:D. ラズミュッセン, 翻訳:山本 学, 翻訳:藍沢 玄太, 翻訳:瀧本 往人, 翻訳:佐幸 信介
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エーリッヒ・フロム(1981)『破壊―人間性の解剖』紀伊國屋書店
ジョン・K・ガルブレイス(2016)『アメリカの資本主義』白水社
ジョン・K・ガルブレイス(1984)『新しい産業国家』講談社
ジョン・K・ガルブレイス(2006)『ゆたかな社会 決定版』岩波書店
アンドレ・ゴルツ(1997)『労働のメタモルフォーズ 働くことの意味を求めて―経済的理性批判』緑風出版
デヴィッド・グレーバー(2016)『負債論 貨幣と暴力の5000年』以文社
デヴィッド・グレーバー(2017)『官僚制のユートピア テクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則』以文社
アントニオ・ネグリ, マイケル・ハート(2008)『ディオニュソスの労働―国家形態批判』人文書院
アントニオ・ネグリ, マイケル・ハート(2003)『<帝国> グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性』以文社
著:アントニオ・ネグリ, 著:マイケル・ハート, 翻訳:水嶋 一憲, 翻訳:酒井 隆史, 翻訳:浜 邦彦, 翻訳:吉田 俊実
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