参考文献紹介

『疲労社会』の参考文献

 
参考文献紹介
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著者ビョンチョル・ハン
訳者横山陸
発行花伝社
発売日2021/10/13

私たちはいつまで「できること」を証明し続けなければならないのか?
絶え間ない能力の発揮と成果を求められる現代社会。


「主体性」を祭り上げ、人々が互いにせめぎ合い、自己さえ搾取せざるを得ない社会構造。この現代の病理を特異な感性から解き明かし、「創造性」「和解」をもたらす新たな「疲労」のかたち――「なにもしない」ことの可能性を探る。
倦み疲れ、燃え尽きる現代社会への哲学的治療の試み

ドイツ観念論から出発し、現代思想界の先端を走るビョンチョル・ハン、その代表作にしてヨーロッパ20カ国以上で刊行されたベストセラー、待望の邦訳

  • 疲れたプロメテウス
  • 精神的暴力
  • 規律(ディシプリン)社会の彼岸
  • 深い退屈
  • 活動的な生
  • 見ることの教育学
  • バートルビーの場合
  • 疲労社会
  • 燃え尽き症(バーンアウト)社会
  • 訳者あとがきに代えて

この記事では『疲労社会』の訳注及び原注に記載のある参考文献・関連書籍についてご紹介します。

参考文献一覧 Part.1

カフカ(1987)『カフカ短篇集』岩波書店
著:カフカ, 翻訳:紀, 池内
ミシェル・フーコー(2020)『狂気の歴史<新装版>: 古典主義時代における』新潮社
ミシェル・フーコー(2020)『監獄の誕生<新装版> : 監視と処罰』新潮社
杉田敦(2015)『権力論』岩波書店
ヴァルター・ベンヤミン(1996)『ベンヤミン・コレクション〈2〉エッセイの思想』筑摩書房
著:ヴァルター ベンヤミン, 原名:Benjamin,Walter, 翻訳:健二郎, 浅井, 翻訳:哲司, 久保, 翻訳:龍一, 西村, 翻訳:晶子, 三宅, 翻訳:博信, 内村
M・メルロ・ポンティ(1983)『意味と無意味』みすず書房
著:M.メルロ=ポンティ, 翻訳:滝浦 静雄, 翻訳:木田 元, 翻訳:粟津 則雄, 翻訳:海老坂 武
川崎修(2014)『ハンナ・アレント』講談社
ジョルジュ・アガンベン(2022)『アウシュヴィッツの残りのもの〔新装版〕』月曜社
ハンナ・アーレント(2015)『活動的生』みすず書房
著:ハンナ・アーレント, 翻訳:森 一郎
ハンナ・アレント(2023)『人間の条件』講談社
著:ハンナ・アレント, 翻訳:牧野 雅彦
キケロー(1999)『キケロー選集〈8〉哲学I―国家について 法律について』岩波書店
フリードリッヒ・ニーチェ(1994)『ニーチェ全集〈14〉偶像の黄昏 反キリスト者』筑摩書房
著:フリードリッヒ ニーチェ, 原名:Nietzshe,Friedrich, 翻訳:佑, 原
フリードリヒ・ニーチェ(2019)『偶像の黄昏』河出書房新社
原名:Nietzsche,Friedrich, 著:ニーチェ,フリードリヒ, 翻訳:則夫, 村井

参考文献一覧 Part.2

メルヴィル(2015)『書記バートルビー/漂流船 』光文社
ジョルジョ・アガンベン(2005)『バートルビー―偶然性について』月曜社
著:ジョルジョ アガンベン, 原名:Agamben,Giorgio, 翻訳:和巳, 高桑
カフカ(1998)『カフカ寓話集』岩波書店
著:カフカ, 翻訳:紀, 池内
フロイト(2010)『1914-15年 症例「狼男」 メタサイコロジー諸篇 (フロイト全集 第14巻)』岩波書店
ジークムント・フロイト, 竹田青嗣編(1996)『自我論集』筑摩書房
著:ジークムント フロイト, 編集:青嗣, 竹田, 原名:Freud,Sigmund, 翻訳:元, 中山
カール・シュミット(1971)『政治神学』未来社
未来社
上村忠男(2020)『アガンベン 《ホモ・サケル》の思想』講談社
ジャン・ボードリヤール(1991)『透きとおった悪』 紀伊國屋書店
著:ジャン ボードリヤール, 翻訳:史, 塚原
ジャン・ボードリヤール(2003)『パワー・インフェルノ―グローバル・パワーとテロリズム』NTT出版
著:ジャン ボードリヤール, 原名:Baudrillard,Jean, 翻訳:史, 塚原
フリードリヒ・ニーチェ(2010)『ツァラトゥストラ〈上〉』光文社
著:フリードリッヒ ニーチェ, 翻訳:修一, 小山
ヴァルター・ベンヤミン(2020)『パサージュ論(一) 』岩波書店
著:ヴァルター ベンヤミン, 翻訳:今村 仁司, 翻訳:三島 憲一, 翻訳:大貫 敦子, 翻訳:高橋 順一, 翻訳:塚原 史, 翻訳:細見 和之, 翻訳:村岡 晋一, 翻訳:山本 尤, 翻訳:横張 誠, 翻訳:與謝野 文子, 翻訳:吉村 和明
カント(2002)『カント全集〈11〉人倫の形而上学』岩波書店
著:カント, 編さん:坂部 恵, 翻訳:樽井 正義
カント(2013)『実践理性批判2』光文社
著:イマヌエル カント, 原名:Kant,Immanuel, 翻訳:元, 中山
リチャード・セネット(1991)『公共性の喪失』晶文社
著:リチャード セネット, 翻訳:北山 克彦, 翻訳:高階 悟
ジョルジョ・アガンベン(2007)『ホモ・サケル 主権権力と剥き出しの生』以文社
著:ジョルジョ アガンベン, 原名:Giorgio Agamben, 翻訳:高桑 和巳

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