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著者 | 伊藤亜紗, 中島岳志, 若松英輔, 國分功一郎, 磯﨑憲一郎 |
発行 | 集英社 |
発売日 | 2021/03/17 |
【コロナ時代。他者と共に生きる術とは?】
コロナ禍によって世界が危機に直面するなか、いかに他者と関わるのかが問題になっている。
そこで浮上するのが「利他」というキーワードだ。
他者のために生きるという側面なしに、この危機は解決しないからだ。
しかし道徳的な基準で自己犠牲を強い、合理的・設計的に他者に介入していくことが、果たしてよりよい社会の契機になるのか。
この問題に日本の論壇を牽引する執筆陣が根源的に迫る。
まさに時代が求める論考集。
- はじめに――コロナと利他(伊藤亜紗)
- 第1章:「うつわ」的利他――ケアの現場から(伊藤亜紗)
- 第2章:利他はどこからやってくるのか(中島岳志)
- 第3章:美と奉仕と利他(若松英輔)
- 第4章:中動態から考える利他――責任と帰責性(國分功一郎)
- 第5章:作家、作品に先行する、小説の歴史(磯﨑憲一郎)
- おわりに――利他が宿る構造(中島岳志)
この記事では『「利他」とは何か』pp.216-220に記載の参考文献(邦語)についてご紹介します。
はじめに――コロナと利他
ハースト婦人画報社編(2020)『Harper’s BAZAAR(ハーパーズ・バザー) 2020年11月号』ハースト婦人画報社
第1章 「うつわ」的利他――ケアの現場から
ピーター・シンガー(2015)『あなたが世界のためにできる たったひとつのこと 〈効果的な利他主義〉のすすめ』NHK出版
パオロ・ジョルダーノ(2020)『コロナの時代の僕ら』早川書房
ジャック・アタリ(2017)『2030年ジャック・アタリの未来予測 ―不確実な世の中をサバイブせよ!』プレジデント社
ジェリー・Z・ミュラー(2019)『測りすぎ――なぜパフォーマンス評価は失敗するのか?』みすず書房
ジョアン・ハリファックス, 一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート(2020)『Compassion(コンパッション)――状況にのみこまれずに、本当に必要な変容を導く、「共にいる」力』英治出版
著:ジョアン・ハリファックス, 著:一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート, 翻訳:海野桂
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