新刊紹介 新刊紹介_20230609 TwitterFacebookコピー 2024.07.31 2023.06.09新刊紹介目次船木亨『いかにして個となるべきか?―群衆・身体・倫理』勁草書房東浩紀『観光客の哲学 増補版』ゲンロントマ・ピケティほか『差別と資本主義―レイシズム・キャンセルカルチャー・ジェンダー不平等』明石書店エリック・カウフマン『WHITESHIFT―白人がマイノリティになる日』亜紀書房今井登志喜『歴史学研究法』筑摩書房ジュディス・シュクラー『不正義とは何か』岩波書店船木亨『いかにして個となるべきか?―群衆・身体・倫理』勁草書房 いかにして個となるべきか?: 群衆・身体・倫理勁草書房 Amazon Rakutenポチップ概要われわれは群れである――群れの中で生きるべきか? 個となって自身の感性を貫くべきか? その条件と思考の実践を、根底から問い直す。倫理規範には「自由な個人」が前提される。だがそれ以前に、いかにしてひとは個人となり、なぜ規範に従うべきなのか。群衆のひとりでありながら、個となることの倫理的意義とは何か。個体とは何か、身体とは何か、欲望とは何か、思考とは何か。前著『いかにして思考するべきか?』をふまえ、「群れの分子」としての倫理を論じる。目次はじめに第一章 群れなす人間1 自由の価値2 進歩の終焉3 自由からの逃走4 群れについて5 群れ社会第二章 群れ社会の倫理1 「おいしい」とは?2 感覚と自我3 「よい」とは?4 マナーの変遷5 マナーとルール第三章 正義と悪1 正義とは何か2 いかにしてみずからに個を作るか第四章 個体と個人1 個人という概念2 個体の形而上学3 知覚される個体第五章 身体と精神1 眼と手2 奥行と間身体性3 「私」と身体4 頭と体第六章 欲望1 欲望は理性の影2 意志は存在しない3 間身体性の欲望4 性衝動と性欲5 歳をとる第七章 思考1 出来事2 思考する3 確率論的思考4 感性的総合エピローグあとがき人名索引東浩紀『観光客の哲学 増補版』ゲンロン 観光客の哲学 増補版 ゲンロン叢書著:東浩紀 Amazon Rakutenポチップ概要第71回毎日出版文化賞受賞、紀伊國屋じんぶん大賞2018でも第2位にランクインした著者の代表作『ゲンロン0 観光客の哲学』に、新章2章・2万字を追加し増補版として刊行。「ゆるさ」がつくる新たな連帯とはなにか。姉妹編『訂正可能性の哲学』と連続刊行!目次はじめに初版への序文中国語繁体字版への序文英語版への序文第1部 観光客の哲学第1章 観光第2章 二次創作第3章 政治とその外部第4章 二層構造第5章 郵便的マルチチュードへ第2部 家族の哲学(導入)第6章 家族第7章 不気味なもの第8章 ドストエフスキーの最後の主体補遺第9章 触視的平面について第10章 郵便的不安について文献一覧索引トマ・ピケティほか『差別と資本主義―レイシズム・キャンセルカルチャー・ジェンダー不平等』明石書店 差別と資本主義――レイシズム・キャンセルカルチャー・ジェンダー不平等著:トマ・ピケティ, 著:ロール・ミュラ, 著:セシル・アルデュイ, 著:リュディヴィーヌ・バンティニ, 翻訳:尾上 修悟, 翻訳:伊東 未来, 翻訳:眞下 弘子, 翻訳:北垣 徹 Amazon Rakutenポチップ概要人種やジェンダーをめぐる差別・不平等は、グローバル資本主義の構造と深くかかわって、全世界的な社会分断を生んでいる。差別問題に正面から切り込んだトマ・ピケティの論考をはじめ、国際的な識者たちが問題の深淵と解決への道筋を語る、最先端の論集。目次訳者序文[尾上修悟]第一章 人種差別の測定と差別の解消[トマ・ピケティ]第二章 キャンセルカルチャー――誰が何をキャンセルするのか[ロール・ミュラ]第三章 ゼムールの言語[セシル・アルデュイ]第四章 資本の野蛮化[リュディヴィーヌ・バンティニ]訳者解説[尾上修悟]エリック・カウフマン『WHITESHIFT―白人がマイノリティになる日』亜紀書房 WHITESHIFT――白人がマイノリティになる日著:エリック・カウフマン, 翻訳:臼井美子 Amazon Rakutenポチップ概要白人マジョリティが徐々に、白人の伝統的文化を身につけた混血人種のマジョリティへと変容していくモデル。英国では2100年代に混血の人々がマジョリティになると著者カウフマンは予見する。──その時、世界はどう変わるのか?〈大転換する世界情勢〉欧米で大きな話題を呼んだ必読書!地球規模での移民の加速化により、白人は各国で少数派となる。 白人のアイデンティティが揺らぐなかで台頭するポピュリズム、ナショナリズム、多文化主義に、我々はどう向き合えば良いのか。難民問題への対処に正解はあるのか。人口学、社会学、政治学、統計学、心理学 などの知見を動員し、精密なデータをもとに 米・英・欧州・カナダの状況を分析。全ての人が希望を持てるような未来像を模索する。目次第一章………白人がマイノリティになる世界──ホワイトシフト〈 第一部・闘争 〉第二章………ホワイトシフト前章アメリカ史におけるWASPから白人への転換第三章………トランプの台頭―移民時代の民族伝統主義的ナショナリズム第四章………英国― 英国保護区の崩壊第五章………欧州における右派ポピュリズムの台頭第六章………カナダ特殊論― アングロスフィアにおける右派ポピュリズム〈 第二部・抑圧 〉第七章………左派モダニズム──一九世紀のボヘミアンから大学闘争まで第八章………左派モダニズムと右派ポピュリストの戦い〈 第三部・逃亡 〉第九章………避難──白人マジョリティの地理的・社会的退却〈 第四部・参加 〉第十章………サラダボウルか坩堝か? ──欧米における異人種間結婚第十一章……白人マジョリティの未来第十二章……「非混血の」白人は絶滅するのか? 第十三章……ホワイトシフトのナビゲーション──包摂的な国の包摂的なマジョリティへ謝辞解説──西山隆行参考文献および原注今井登志喜『歴史学研究法』筑摩書房 歴史学研究法 (ちくま学芸文庫 イ-62-1)筑摩書房 Amazon Rakutenポチップ概要「歴史学とは何か」について「古典的歴史学方法論」の論点を的確にまとめる。方法の実践例として、「塩尻峠の合戦」を取り上げる。解説 松沢裕作「歴史学とはどのような学問か」「歴史学はいかにして正しい結論を導き出せるのか」という問題は、現在でも常に問い直され続けている。本書では、19世紀における歴史学の進展を踏まえ、歴史学の方法論にはじまって、諸学との連携の在り方、史料批判についてなど、簡潔にして要点をついた紹介・指摘を行う。提示される方法論の実例としては、塩尻峠の合戦(天文17年)を取り上げ、各種資料を比較して事実を確定するプロセスを具体的に示した。また、本書の史学史的背景について周到な解説を付す。古典的歴史学方法論の貴重な入門書。目次序 一 序説─歴史学の方法論二 歴史学を補助する学科 三 史料学 四 史料批判1 外的批判真純性の批判/来歴批判/本原性の批判2 内的批判可信性の批判/史料の価値の差別五 綜合史料の解釈/史実の決定/歴史的聯関の構成/歴史的意義の把握六 方法的作業の一例─天文年間塩尻峠の合戦題目/史料/真純性の批判/来歴批判/本原性の批判/可信性の批判/解釈/史実の決定/歴史的聯関の構成/歴史的意義の把握/附記/補正解説 「転回以前」の歴史学?─古典的歴史学方法論・入門 松沢裕作ジュディス・シュクラー『不正義とは何か』岩波書店 不正義とは何か岩波書店 Amazon Rakutenポチップ概要被害者の視点を無視する政治に価値はない。感情や主観による声を切り捨ててきた従来の政治理論を批判し、名もなき市民による「不正義の感覚」こそが民主主義を成立させる理由を明快に説き起こす。「恐怖のリベラリズム」で知られる現代政治哲学の巨人シュクラーによる、もう一つの「正義論」。目次coming soon…
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