参考文献紹介

『ブルシット・ジョブと現代思想』の参考文献

 
参考文献紹介
Information
著者大澤真幸, 千葉雅也
発行左右社
発売日2022/06/06

「クソどうでもいい仕事」から抜け出す鍵は、勉強?
先進資本主義国の約1/3が自身の仕事を「ブルシット・ジョブ(クソそうでもいい仕事)」とみなしている、といわれる現代社会。
なぜブルシット・ジョブは増えるのか。その背景にある資本主義の構造とは。
ブルシット・ジョブに対抗する方法を、現代思想の最前線で考える。

◉社会学者・大澤真幸と、哲学者・千葉雅也による対談
◉資本主義の内部から、ブルシット・ジョブに対抗する手段を探る!大澤真幸による最新書き下ろし論文
◉2022年4月に逝去された、社会学者・見田宗介氏への追悼文を掲載。

  • まえがき
  • 対談 千葉雅也+大澤真幸 勉強と仕事 『勉強の哲学』をめぐって
  • 勉強の必要性と必然性
  • 身体なき知の暴走
  • 文理科目とイメージの有無
  • 新実在論とガブリエルの狭間
  • 享楽による「中断」
  • アーレントと「ブルシット・ジョブ」
  • 論文 大澤真幸「クソどうでもいい仕事(ブルシット・ジョブ)と記号(シーニュ)」
    Ⅰ ブルシット・ジョブ現象
     1 ブルシット・ジョブ現象
     2 ブルシット・ジョブとは何か? それはなぜ辛いのか?
     3 グレーバーによる説明
    Ⅱ ブルシット・ジョブはなぜ生まれ、増殖するのか
     1 行動経済学の二つの実験
     2 二種類の物神性― ブルシット・ジョブはなぜ発生し、増殖するのか
     3 抵抗の拠点はどこに
    Ⅲ 〈記号〉へ
     1 失われた時を求めて
     2 勉強の物語として
     3 資本主義への抵抗としての有意味な仕事
  • 特別付録 千葉雅也 『勉強の哲学― 来たるべきバカのために 増補版』概要
  • 特別付録 デヴィッド・グレーバー 『ブルシット・ジョブ―クソどうでもいい仕事の理論』解説(大澤真幸)
  • 大澤真幸「追悼 見田宗介先生との出会い」

この記事では『ブルシット・ジョブと現代思想』の参考文献・関連書籍についてご紹介します。

対談 千葉雅也+大澤真幸 勉強と仕事 『勉強の哲学』をめぐって

デヴィッド・グレーバー(2020)『ブルシット・ジョブ―クソどうでもいい仕事の理論』岩波書店
著:デヴィッド グレーバー, 翻訳:酒井 隆史, 翻訳:芳賀 達彦, 翻訳:森田 和樹
千葉雅也(2020)『勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版』
ジュディス・バトラー(2018)『ジェンダー・トラブル 新装版 ―フェミニズムとアイデンティティの攪乱―』青土社
千葉雅也(2022)『デッドライン』新潮社
千葉雅也(2021)『オーバーヒート』新潮社
著:千葉雅也
ミシェル・フーコー(2004)『ミシェル・フーコー講義集成〈11〉主体の解釈学』筑摩書房
著:ミシェル・フーコー, 著:廣瀬 浩司, 著:原 和之, 著:Michel Foucault
カンタン・メイヤスー(2016)『有限性の後で: 偶然性の必然性についての試論』人文書院
著:カンタン メイヤスー, 原名:Meillassoux,Quentin, 翻訳:雅也, 千葉, 翻訳:完太郎, 大橋, 翻訳:太, 星野
ジル・ドゥルーズ, フェリックス・ガタリ(2006)『アンチ・オイディプス(上)資本主義と分裂症』河出書房新社
著:ジル・ドゥルーズ, 著:フェリックス・ガタリ, 翻訳:宇野邦一
東浩紀(1998)『存在論的、郵便的―ジャック・デリダについて』新潮社
大澤真幸(2018)『自由という牢獄―責任・公共性・資本主義』岩波書店
ジャック・デリダ, サイモン・クリッチリー, エルネスト・ラクラウ, リチャード・ローティ, シャンタル・ムフ編(2013)『脱構築とプラグマティズム 〈新装版〉: 来たるべき民主主義』法政大学出版局
國分功一郎(2017)『中動態の世界―意志と責任の考古学』医学書院
ハンナ・アレント(2023)『人間の条件』講談社
著:ハンナ・アレント, 翻訳:牧野 雅彦

論文 〈クソどうでもいい仕事〉と〈記号〉

酒井隆史(2021)『ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか』講談社
ソルジェニーツィン(1963)『イワン・デニーソヴィチの一日』新潮社
デヴィッド・グレーバー(2017)『官僚制のユートピア テクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則』以文社
ウォルター・アイザックソン(2011)『スティーブ・ジョブズ I』講談社
著:ウォルター・アイザックソン, 翻訳:井口耕二
マイケル・サンデル(2012)『それをお金で買いますか 市場主義の限界』早川書房
著:マイケル・サンデル, 著:鬼澤 忍, 翻訳:鬼澤 忍
ダニエル・ピンク(2010)『モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか』講談社
スラヴォイ・ジジェク(2015)『イデオロギーの崇高な対象』河出書房新社
著:スラヴォイ・ジジェク, 翻訳:鈴木晶
K・マルクス, F・エンゲルス(1969)『資本論(マルクス) 8』岩波書店
著:エンゲルス, 著:向坂 逸郎
モイシェ・ボストン(2012)『時間・労働・支配: マルクス理論の新地平』筑摩書房
著:モイシェ ポストン, 原名:Postone,Moishe, 翻訳:聡, 白井, 翻訳:英一, 野尻
マックス・ヴェーバー(1989)『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』‎岩波書店
ヴァルター・ベンヤミン(2014)『ベンヤミン・コレクション 7 〈私〉記から超〈私〉記へ』筑摩書房
著:ヴァルター ベンヤミン, 原名:Benjamin,Walter, 翻訳:健二郎, 浅井, 翻訳:文夫, 土合, 翻訳:哲司, 久保, 翻訳:博信, 内村, 翻訳:和子, 岡本
プルースト(2020)『失われた時を求めて 全14冊 美装ケース入りセット』岩波書店
吉田郁子(1995)『セヴィニェ夫人の手紙』大学書林
翻訳:郁子, 吉田
ジル・ドゥルーズ(2021)『プルーストとシーニュ〈新訳〉』法政大学出版局

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